大好きなダイビングと旅行

ダイビング編

Southwest Pinnacle(サウスウェスト ピナクル)

タオ島の南西に位置し、海底24mから大小の隠れ根(ピナクル)が聳えています。ここの特徴はなんと言っても、群れの濃さです。そんじょそこらの濃さとは分けが違いますよ。


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潜り始めは、静かな海でしたのですが、


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タイワンカマスの幼魚やら、なんやらの大混成にあっという間に飲み込まれてしまいました。何千匹っていうくらいの分厚い壁のように立ちふさがってます。
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右の写真なんて、まるで花吹雪のように見えませんか。

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フエダイの群れに正面から。左右に分かれたら、ぱかっと道が出来ました。

写真でもなかなかですが、やっぱり群れは動画の方が迫力が有りますね。まだ編集していませんが、いずれ動画もアップしますので、ダイナミックな群れの動きが分かって頂けると思います。お楽しみに!

Chumphon Pinnacle(チュンポンピナクル)

タオ三大外洋の一つ。タオ島の北西に位置し、ボートで約40分。全長100m以上、水深12mから30mにいたる、雄大なピナクル(水中の岩の隠れ根)があります。

僕らが行った時には、GW前からコンディションが良くなく、流れと濁りが入ってきてしまったそうで、ダイビング3日目に様子を見に行くという感じで、まず1回目、潜ってきました。

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大きな、ヤイトハタがお出迎え。ただ、やっぱり流れと濁りは取れてない状態でした。

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このポイントにも、クマノミ団地がありますが、その中で1匹だけ、現地で「麻呂」と呼ばれている、ハナビラクマノミがいますよ。白い斑点が、麻呂っぽい感じです。

一昨年、ここでアドバンス講習のディープダイブ講習で同じポイントを潜ったときと、感じが違いました。講習のときは、エントリーすると25mオーバの透明度があり、何匹ものグレーリーフシャークに囲まれて、結構感動したのですが、あれだけいたシャークは1匹もいません。どうやら、この時期は、シャーク達は別の場所に移動しているそうでした。

しか〜〜し、

7日のワンデイ3本目に潜った時には、完全にイメージ払拭されました!

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潜降しようと、足下を見たら、思わず「ジンベエ!!下に居るよ!!!」と叫んでしまいました。
あ〜〜、ビックリした。

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ユメイロモドキに先導されて、ジンベエが通過していきます。
この日は、潜降から安全停止までずっと、一緒でした。
そして、そして、安全停止中に、なんと我々、あすかさんガイドチームは、見てしまったのです!!
逆光の中、水面すれすれに浮かぶ、

クロカジキ!!!

慌ててしまい、ビデオモードになってしまったため、証拠写真なし。録画したビデオを目を凝らしても写ってない・・・・
しかし、上下に鋭い形をした尾びれ、大きな背鰭、そして槍のように突き出た上あごは、まぎれも無いカジキ。まさか、タオでカジキを見るなんて!?今回の旅で、ジンベエとカジキ、ダイビング初を2つも経験してしまいました。あすかさんも、2年ぶりに見たそうです。いやー、タオの海は凄い!

大興奮だった翌日、ダイビング最終日は、すっかり調子の良くなったチュンポンで2本潜りました。
1本目はもちろん、ジンベエ狙いです。
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ギンガメアジの群れや、コバンアジ、コガネアジの群れをじっくり堪能。
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シェベロンバラクーダ。

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最終日のチュンポンは、透明度も20mオーバーできれいでした。2本目はタンクを鳴らす音は聞こえてくるのですが、ジンベエの姿は見えませんでした。うーん、残念。

約54分の最後のダイビングが終わって、長かったタオのダイビングも終わったなーとか思いながら、機材を片付けてると、なんだか周りがワーワー言ってるのに気づいて顔を上がると、!!!!


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おお!!? なんとジンベエが水面まで浮上してきています!!(動画から切り取り)
相当、慌ててカメラを向けたんだと思います、レンズの水滴に全く気づいていませんでしたから・・

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なんと言う光景だ。僕の目の前をゆっくりと、その姿をしっかりと見せつけながら、近づいてくる。

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ちょうど僕と真っ正面になった瞬間、体をひねり、ゆっくりと静かにタオの海に戻っていきました。


本当に不思議というか、感動的な光景。まるで、お別れを言いに来てくれたみたいです。

最後の最後まで、ジンベエと一緒にいる事が出来ました。

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